なんだこれ

無職になり二か月半が経ったわけですが、まーじで特に何もありません。

 

何もないので高校の頃の知人を見かけた話でもします。

その日ぼくは最寄り駅のホームで電車を待っていました。スマホの画面から目を離し、顔を上げると、対面の下り側ホームに知人を見つけました。彼とぼくは高校に在学時一度も話したことがありませんので、当然声をかけはしなかったです。彼とは文字通りの知っている人という関係でしかないのです。

彼は大学の友人と会話しながら電車を待っていました。高校の時の彼は積極的に人と関わろうとする性格ではなかったので少し意外でした。

さらに驚いたのは、彼がとても大人びて見えたことです。

髪は丁寧に整えられていて、服装もおしゃれで清潔感がありました。

 

そこでふと思いました。対して自分はどうだろう、と。

当然ぼくの周りには友達は居ませんし、髪も散らかり、服装にいたっては言うまでもありません。「なんだこれ」って声がマジで出ました。

今この文章を書いていてもなんだこれって思います。

 

なんだこれの声はホームアナウンスにかき消され誰にも届きもしなかったので、これを読んでるお前らに届けます。

 

田舎の静かな駅のホームにアナウンスと彼らの笑い声が響きました。

アナウンスにも負けずに彼らの声は響き、僕に届きました。

 

【二番ホームに○○行き8両列車が~~~】

⦅なんだこれ⦆

【【 ギャハハハハハハ!!! 】】